新年が明けたばかりのホグワーツ某所では某マグルの東の島国で名物となっている企画が進行されていた。
「皆さん、新年あけましておめでとうございます!今から・リポーターは突撃☆スネイプ先生のプライベート!に着手します」
ゴソゴソ
ブラの中から鍵を取り出す。
「ふふ、こんなこともあろうかとダンブーとフィルチを買収していたんですよ」
ちなみにダンブーには靴下でフィルチには猫まっ〇ぐらだ。
カチャリ
「中は・・・灯りはついてませんね。不気味の一言でしょう」
昼でさえ棚にコレクションでもしているのかと言いたくなるほどのホルマリンズが杖の先にぽやんと灯した光に反応してギョロリと視線を向けた。
「人の気配はないようです。やはり酔いつぶれて寝ちゃったのかなー」
忘年会さながらのホグワーツのパーティーでスネイプ教授はフィルチとロックハートに絡まれ最後にはダンブルドアにわしの酒は飲めんか攻撃を受けていたのだ。
「ではドッキドキのプライベートルーム潜入でーす」
隣の寝室へと続く扉をゆっくりと開ける。
中はどこからか月明かりが入っているのか少しだけ明るい。
魔法界なら光を反射でもさせていれいてるのかと不思議に思うがまずは目的の人物だと少女は視線を巡らせた。
「あ、いるようですねー。ベッドの上が盛り上がってますー」
小声でそろそろと近づいていく足音を立てないように足には『女王様の着想』で購入したスリッパが消音効果大。
「うーん一人寝ですねー。ここで誰かいたらスネイプ先生のイメージ変わるんですがなんか寝方はイメージと違う・・・」
はスネイプがシーツに潜り込んで寝ているのはキモいなと少し可哀想なことを考えながらそろそろとシーツを布団ごと捲った。
「スネイプせんせぇ〜起きてください、朝ですよー」
スネイプ「・・・・・・・・・・・」
「え・・・起きてますよね???」
見開かれた瞳はちゃんと少女を写しているのに反応がない。
スネイプ「・・・・・・か」
「はいーvvおはようございます、スネイプ先生・・・っておわぁっ!!」
スネイプ「・・・・・・・まだ寝ていろ」
「ええっ・・・って私ドッキリ来たんですけどぉー!!」
スネイプ「五月蝿い。黙って寝ていろ」
「・・・んんっ・・・・むむむぅ〜・・・ぷはぁっ!!」
がっちりと廻された腕の中でキスまでされて逃げようとしても抜け出せない。
「誰か・・・・助けてぇー!!!」
の悲鳴は新年の朝、静まり返るホグワーツの地下室に響き渡ったのだった。
数時間後。
スネイプ「なっ・・・・何でがっ!!此処にっ!!!」
「・・・ああ、スネイプせんせぇ、おはようございますぅ〜」
じゃ、おやすみなさいとまた寝てしまった少女に対して寝るな!!と焦るスネイプの姿があったのだった。
のドッキリは結果的に大成功となったのだった。