「グウェンダルはツェリ様の子供なのに結婚というか恋愛自体晩生な理由?」

「そうです!これは私も不思議に思っていたことなんですがッ!!」

グウェンダルの婚約者のと新魔王陛下渋谷有利原宿不利にメロメロなギュギュギュ閣下は真実を教えて差し上げましょう!!と

鼻息荒くギュン汁を垂れ流しつつ説明を始めたのだった。























「私は前々から気になっていたのです。何故なら彼はあの自由恋愛のツェリ様の息子。

なのに彼には浮いた噂どころか地に這った噂すらない。あるのは毒女アニシナとの涙なしに語れないもにたあの日々。

これはおかしいと思った私はユーリ陛下の世界であるメロン調査というものを」

してみました!!というギュンターはややギュン汁漏れ気味だ。

「えっとギュンター?それって世論調査じゃないの?メロン調査はちょっと違う」

それでは市場でどのメロンが売れてるかとかどの式場が流行かとかの某結婚情報誌になってしまう。

そんなの突っ込みは無意味だ。

「とにかくッ!その調査を行った所、ダントツ一位はこれでした」

ゴクリ。

緊迫の発表瞬間に喉が鳴った。

「毒女アニシナにもにたあとして捧げる人生のため家族を持てない身体にっ!!」

「な・・・ナニそれ」

呆気にとられているに滔々と理由発表。

「実験と評した拷問による死亡は生命保険下りないから扶養家族は持てないという一般的意見ですねー」

「ここにもあるんだ生命保険」

凄いねえと違う所を感心している。

「他にもツェリ様のような方を探しているとか実はグレタのような幼女萌とかいう話も」

「熟女はともかく幼女萌は犯罪・・・」

「そして私一押しはこれですッ!陛下にこっそりラブビーム!?」

ずびしと差し出された紙には絵なのか象形文字なのかわからない前衛的な絵画らしきものがある。

この狸みたいなのはユーリ・・・なのだろうか?

「俺は違うと思うけどな」

後ろからくすくすと笑いながら登場したのはウェラー卿コンラート。

ユ−リ曰く似てねえ3兄弟の次男坊だ。

「コンラッドはどの意見派?」

ギュンターはともかく弟ならば参考になりそうだと聞いてみた。

「俺ですか?俺は、運命のこねこたん派かな」

くすりと笑った彼から聞くには些か痛い言葉。

「う・・・運命のこ・・こねこ・・たんっすか」

たんってナニ!?と聞きたいけど突っ込んではならない気がする。

うん。止めとこう。

「グウェンダルは選ぶ人を待ってたんですよ。でも願いかなわずって所ですかね」

「え?こねこたんを選べなかったの!?」

驚いて聞き返してしまう。

「いえ、子猫の方から飛び込んできたみたいですよ」

意味不明な言葉に暫く考えていたのだが。

「あ、グウェンダルが暇なときに休憩を薦めてあげてください」

あの人はそういうのは出来ない人なんでと言われて時計を見た。

「じゃあ、三時のおやつとしますか」

運命の子猫たんが誰だったのかは結局わかる人にだけにしかわかってないのだった。

「ウェラー卿!?運命の子猫たんっても・・ももももしかしてべいがでずがあ゛あ゛あ゛あ」

壊れたギュンターと子猫本人には全くわかってなかったらしい。