彼の秘密








 「シリウス?いつもあなた何を食べているの?」



 極悪人の脱獄囚。指名手配という彼にはおちおち買い物にも行けないはずだ。



 それが無罪でも。



 そして恋人としては当たり前な質問である。








 「ネ・・・・・。ネ―――」



 「ネ?」



 今シリウスはとてもやばい状況だ。



 死の接吻が待ち受けていたとしてもここまで酷くはないだろう。



 けれど彼は恋人のには嘘はつけなかった。



 「ネ・・ネズミ・・です」



 ――――だから大騒ぎが起こったのだ。








 「ネ!・・・・・シリウス。あなた馬鹿だわ!頭良いくせに相当の馬鹿よッ」




 が怒るのももっともな事で




 「私とkissするとき次からネズミ食べた後ならセブルスと浮気するから」




 最後の一言にあっさりと陥落する犬が一匹。




 「・・・・・わかった」




 ネズミは二度と食べないと誓ったのだった。




 「仕方ないわね。ハリーの事心配なのは私も同じだし・・・。いいわ少しの間引っ越しましょう



 ホグズミートへ。少しの間だったら貴方はペットの犬で通るだろうし」



 ペットと言われたシリウスは拗ねている。




 「我儘いわないでよ。そのままだったら捕まるし、犬のあなたを恋人ですなんて言えないでしょう」




 正論にぐぅの音もでずその後引越しが終わった後




 客としてきたスネイプの足を噛むのは二週間後。
















あとがき
・・・・ネズミ食べたのよね。彼。