「我輩のムスコを紹介しよう」
「先生に息子さんいたんですか!?」
いてもおかしくはない。
なんといってもハリーの父親と同級生。
しかしスネイプに恋している身としてはかなり辛い。
「あの、奥さんは・・・・」
「は?いないが」
聞いちゃいけない事だったかと慌てて黙る。
奥さんはいない。
はちょっとだけ元気がでて現金だなと思う。
「覚悟はできました」
どんな愛想のない男の子だってスネイプ先生の遺伝子が受け継がれてるなら愛せると顔を上げた。
「そうか」
少しだけほっとしたような表情に顔を緩めるがすぐに真っ青になる。
「なっ!何してるんですかあ」
「だから我輩のムスコを紹介・・・」
ズボンの隙間からコンニチハ☆
「・・・・スネイプ先生の馬鹿ー」
「誰が馬鹿だと!」
目を開いたら般若のようなスネイプ先生。
「あ、あれは夢?」
ちらりとズボンを見たが大丈夫だった。
「どんな夢を見たら教師にむかって馬鹿と罵れるのかね、ミス・」
「あー・・・・あははははっ」
笑って誤魔化せと乾いた笑いが響く。
言えない。
言えるわけがない。
スネイプ先生が夢の中でズボンの中から例のナニを自己紹介なんて。
こんな馬鹿げたこと。
言える理由がないじゃないか!(逆ギレ)
「反省が足りないようだな」
レポート一巻き追加と言われ溜息を吐いた。
「やっぱりこの桃色枕が悪かったか」
女王様の発想通販で買った枕を眺めて仕方なくレポートに手を付けた。
翌日、スネイプ先生の枕カバーに入れて置いた桃色枕は大変仕事をしたらしく私は部屋へ立ち入ることすら許可してもらえなかったのである。
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